桜便り2016年03月18日 10時47分17秒

このところ各地のテレビ情報では、桜の開花予想が話題にされている。
開花とは、東京の靖国神社にある基幹桜の枝に、何輪の桜が花開いたかで決めるらしいが、当然各地にこのような
キーとなる桜があってそれを見て決められるのだそうだ。

さて東海地方はいかがだろうか?
我が家では、桜はすでに開花どころか満開だが、残念ながらソメイヨシノではなく、サクランボの桜だ。
近くに桜の木がたくさんある神社がある。時期になるとこの桜も見ごろとなり目を楽しませてくれるが、我が家から見る限りまだ開花気配もない。

昨日、今日と暖かい日が続く予想なので開花は間違いなく進みそうだ。

桜は日本人にとって本当に独特の花だ。
咲いてから1週間程度で満開となり、その後の花の散りゆく姿の美しさというか、哀れさ、というか、毎年のことながら心に響く。この過程が、日本人の心にグッとくるのだろう。

街では、この季節に入学式が行われるが、最近では、入学式よりも卒業式の方が、桜と重なっているように感じられる。これも地球温暖化の影響だろう。
また、歩いて数分にある小学校も児童数の減少で、この3月をもって廃校となる。そして、歩いて10分くらいのところの別の小学校に吸収合併されるのだ。
時代の流れとはいえ、我々の高度成長を知る身としては、一抹の寂しさを感じる。
やはり、右肩上がりの時代がいい。

でも、右肩下がりのトキが来ているのだ。我々はこれをしっかりと認識して、予想を立てて対応しなければならないと思う。
成長しなくても共存できる時代に。
なにも賃金を上げるばかりが策ではない。コストを下げることを同時に行い、ムリ、ㇺラ、ムダをなくした小さな社会でよいのではないか、とこの頃思う。

持続可能な社会とは、何を中心に考え、何ぞ実行するか、だと思うのだが、その何かが意見を異にするのだあろう。