桜咲く2016年03月26日 10時54分29秒

桜咲く、とはサクラサクを意味する。
今の若い人にはわからないだろうが、それこそ50年近く前、大学入試で合格発表に使われた電報の文言だ。
我々の時代には、電話電報しか連絡通信手段がなかった。電話代は高かった。
今のように、片手でE-メールという時代ではなかった。

当時の大学入試の合格発表は、大学内の掲示板にて発表された。
したがって、入試時と発表時に2度も大学に来なければならなかった。
そこで登場するのが、東京に住む大学の学生たちのアルバイトだ。
受験生に代わって合格の可否を見て電報で知らせるのである。代行業とでも言おうか。
合格ならばサクラサク
不合格は サクラチル

手続きは入試後に、大学門外に机一つで呼び込みをしている学生に、受験番号と住所を知らせて料金を払うだけ。
私は関東圏だったため直接見に来て利用はしなかった。遠方の方は、結構利用していたように思うが。
今、思えば何かノスタルジアを感じて、いいなあ、と思う。

今は早いことが価値であるため、もちろん昔もそうだったが、なんでも情報はすぐに手に入る。
その反面、情報そのものの価値が薄まってきていると思うし、信ぴょう性やら、安全性などは、十分に検証しなければとも思う。

どちらが良いかはともかく、今の時代に生きている以上、今の最善のやり方を学んでいかねばならないと思う。

今朝の陽気につられて、過去のシーンを思い出した次第。