マニラ2007年10月20日 22時42分59秒

今日はショッキングなニュースが朝日に載っていた。
マニラの経済地区、マカティのショッピングモール、グロリエッタが何者かに爆破されたとのことである。負傷者も出た模様。

フィリピンは、ほとんどがキリスト教で、一部がイスラム教信者である。そのイスラム教信者は、ミンダナオ島を中心に住んでいる。
したがって、ほとんどのテロとか、衝突は、ミンダナオ島が舞台となっている。ただし、宗教以外の紛争は、別で、当然のごとく、全島で起きている。

今回の爆破の原因は不明だが、もし、宗教がらみの問題であるなら、今後のフィリピンは、益々危険な国になっていくであろう。今までも、アキノ元大統領時代ののいわゆるPeoples Powerなどのデモやら衝突はあっても、今回のテロまがいの爆破事件は無かった。その後の、ラモス政権、エラップ政権、現在のアロヨ大統領まで、街の真ん中の超高級ビルでの、爆破は無かった。物騒になった。日本人は、買い物に、食事に、よく出かけたところだ。

マカティがこのようになってしまうと、おちおち食事も出来ないし、何よりビジネスに支障をきたすであろう。なんと行っても、ビジネスの中心街であるので。

一般的には、危険な国と思われているフィリピンであるが、実際に住んでみれば、そんなことはない。もちろん、危険なところにいけば、それは話は別。日本でも、アメリカでも、どこも同じ。要は、危険なところには行かないことだ。そうすれば、生活の安全度は、きわめて高い。マンションには、ガードマンがいるし、マンションに入るには、Securityを通過しなければならないので、その意味では、日本より安全かもしれない。

今回の事件で、フィリピンの安全度は格段に落ちると読むのは私ひとりではあるまい。一刻も早く、安全に、だれもが、ショッピングできる街に戻ってくれることを祈る。