元会社同期2015年10月29日 09時33分38秒

1974年入社の同期の友人が、ふるさと千葉へ戻る。
昨夜は奥さんも交えた送別会だった。
奥さんも結婚前は同じ会社だったので皆さんは気心が知れている。
いつものメンバーが出席し、いつもの会話が行われ、ためか送別会というムードは微塵も感じられなかった。

思い起こせば41年前、我々42名はこの地名古屋に希望を抱いて集まった。北は栃木、東京、千葉から、南は九州熊本までの精鋭(?)だ。名古屋の地で生活するため3棟からなる寮生活に入り、先輩たちとの交流、仲間たちとの友情を深めながら徐々に慣れ、次第に仕事中心に移っていった。
そしていつも間にか各人ばらばらになり、再び杯を交わすことも皆無になった。
そんな中、部署は違えど寮生活を送っていた友人との交流は決して途絶えることはなかった。
同じ釜の飯を食った仲間、といえるか。
長かった41年間。そしてあっという間に過ぎた41年間であった。

人との出会いが、こうして別れになっていく。一抹の寂しさは禁じ得ないが、これが人生だ。

生まれるのも一人、そして死ぬのも一人だ。
大切なのは、今まで出会った人たちとの交流を今後も欠かさず続けることではないだろうか。それが人生を豊かにしていくことだと、今思う。