中津川栗きんとん2015年11月22日 12時08分13秒

昨日は好天に恵まれた連休初日だったため、ちょっと遠くへ出かけた。
といっても60Km程度離れた中津川だ。目的は紅葉と、栗きんとん。

紅葉は若干ながら早いようだ。この暖かさは、森の木々にも影響を与えているようで数週間は早いように感じた。
したがって、中津川の街中散策とした。お目当ては、『すや』の栗きんとん。もう一つの銘菓『川上屋』もある。

まずは『すや』の栗きんとんンを売っている本店配送部へ。外から見ると薄暗く、今日は閉店かと思わせるたたずまいでちょっと中に入るのに戸惑った。開けてみると、お客が一組いたので、営業しているのがわかったが、これはいかがかなと思った。少なくとも、営業している以上は、外からお客が入りずらい佇まいはないのでは?喜んで迎い入れるという姿勢が感じられない。ちょっとがっかりした。
それでもいくつか栗きんとんを手に入れて、街の散策を続けた。

中山道の宿場町として栄えた街並みが幾分残っている。
歴史資料館などもあり、よく見れば歴史好きの人間には面白く感じられるところだろう。

さて、酒好きの私としてはお目当ての日本酒の購入を考えていた。見ると酒屋が2~3軒ある。帰りに買って帰ろうと思い先へ進むと、なんと造り酒屋があるではないか。写真参照
迷わず中へ入って、純米吟醸酒を購入。家に帰って飲んだ感想は、おいしい酒だった。

最近ではローカルに行ってもローカルの食事とか、その土地にしかない土産物とか、ちらほら増えてきたように感じる。 これまで物流とか商的流通が進んでしまうと、どのスーパーに行っても売っている商品はナショナルブランドばかり、というケースが多くて、ここでもこれが置いてあるんだ、という安心感があった。
しかし、その反面地方の特色は失われてきた。その年月が長いほど地方の産業は廃れ、人口は減り、町は荒れていった。そんな中、テレビや、新聞さらには雑誌などで知る限りにおいて、若い世代が危機感をもって取り組むケースが増えてきたのか、すこじづつ活性化してきたようには感じる。でもこれは全体の数パーセントしかない程度だろうが。

さて街の散策に戻ると、『川上屋』があったのでついでだからと思って寄ってみたところ、前出の店とはえらく違う。商品のバラエティは多いし、店が明るい。活気がある。これが商売では、と深く納得した。お客様を喜ばすにはどうすればよいのかを、常に考えれば商品開発はもとより、サービスの在り方、広告戦略、店舗展開などいくつもやることはある。

伝統の味をそのままに受け継ぐか、革新をして伝統を受け継ぐか、正しい答えは解らないが私は後者を選ぶ。いや、選びたい。時が流れれば、町は変わり、人も変わる。その中で古くなっていくものも、時代の流れに合わせて古く感じさせないプラスアルファの価値を作ることで、かつ残っていけるのではないか、と思うからだ、

そのためにはやはり人が重要だ。まずは人から始まると思う。最初に声をかける人、そしてそれを動かす人、共感してたくさんの人が集まりその結果一つの集団として動いていく。そんな集団があちこちに広まれば、必ずや活性化していく。



古きを温めて新しきを知る。この精神はいつの時代にも必要と感じる。

そんなことを感じた中津川の旅であった。