師走2015年12月01日 14時20分14秒

師走は12月を意味するが、私の理解では先生も忙しくなる時期と、理解しているが果たしてどうか。
ネットで調べると、『師匠の僧がお経をあげるために東西を馳せる月、と解釈する『師馳す』が語源という説もあった。
語源はほかにもあるそうでどれが正しいかは断じられない。
いずれにせよ、そんな忙しい月に突入した。

今日は支部の新入会員交流会なるものがあった。
今年の入会者が集まって交流を深める会だそうだが、私の想定では少なくても2-30人は来るのかなと思っていたら、なんと9名の参加予定で8名出席。いやなんといってよいやら。
部屋に入るや、その雰囲気にくらーく重いものを感じ、開始早々早く終わらないかな、と思った始末。
そして、会の方から連絡事項その他が約1時間。残りの1時間は食事を含め、各自(会の役員も)の自己紹介で何とか予定の2時間で終わったが、交流会には程遠く、もう少しやりようがあるように思えた。
主催者の方もあまり積極的ではないのかなとも思ったが、本来は税理士は個人事業のため集団での行動は行わない。個々が集まって団体としての発言力を高めようと会を作ったと思っているが、やはりそれぞれに温度差がある。
これが一般企業なら、同じ目的のもと上下関係で、ものの見事に動く。個々の成績に左右するから、嫌も応もない。
この点が違う。
どちらが良いとは一概に言えないが、こんなことを感じながらなじんでいくのだろうな。たぶん。



中小会計要領2015年12月04日 10時32分18秒

昨日税理士会のセミナーに出席してみた。
タイトルは中小会計要領とこれからの税理士のかかわり方、だ。

出席者は3-40名くらいだろうか、思ったより少なく感じたが、中身は私にとってはHITだった。

全国で税理士は7万人強いる。法人数は約370万社くらいある。単純平均で一人の税理士が抱える法人数は5社くらいだ。ところが世の中そう公平ではない。強い税理士は法人化してたくさんの顧客を抱えている。私のような開業間もない税理士や弱い税理士は抱える関与先がゼロであったりする。ここに競争の原理が働いている。


では弱い税理士がこれから強くなっていくにはどうしたらよいのか?と考えてみた。
答えは、中小会計要領の目的にある。
すなわち、中小会計要領は・・・中小企業の成長に資するため・・・・中小企業が計算書類等を作成する際に・・・参照するためのものである、  とある。
我々税理士は税の専門家である。と同時に、会計の専門家でもある。なぜなら企業の経営者が作成する財務諸表の完成を手伝う会計業務もまた、税理士の仕事であるからだ。

従って答えは、中小企業の成長に資するための取り組みを考えればよいのである、と思う。
方法は多種多様であろう。答えがどれ一つとして同じことはありえないだろう。
でも、まったく同じでなくても同様な答えはたくさんあるはずだ。その答えを見つけ出すために、日ごろCLIENTとの緊密な対話が欠かせない。その対話を通じて生まれた信頼関係から、経営者が何を考え、どうしたいのか?を探り出し今後の対応を言葉にし、数字に落とし込んでいく。それこそが税理士の重要な仕事ではないか。勝ち抜くための答えではないか。
うまくいけば、関与先から喜ばれ、税理士としての仕事も軌道に乗り、信頼も厚くなっていく。すると関与先も自然に増えていく。

そのためには、まず目の前にいる関与先を大切にしなければならない。まずは、ここから始め、ともによくなっていくことを共有した信頼関係作りが重要だと思う。すべては『関与先の成長に資するために』。

最後に私の場合は、まずは関与先を見つけることから始めなければならない。が。

ラグビー早明戦2015年12月07日 09時48分28秒

昨日、12月第1週の日曜日はラグビー関東大学対抗戦の大一番、早明戦が開催された。
いつもならワクワクドキドキしながらのテレビ観戦なのだが、今年は違った。

応援する早稲田はすでに帝京、筑波に負けて2敗している。しかも帝京には92点も取られる大失態を演じているからだ。これで、巻き返しを図れという方が無理かもしれない。
対する明治は、帝京と大接戦を演じ最後には力尽きたが、勝つ可能性を感じさせた。充実したシーズンを送っている。そんな中での早明戦である。最初から勝負あったという感じでしか見れない。期待せよという方が無理だ。
早明関係者は何が起こるかわからないのが早明戦、というが今年の早稲田はミスが多く、ディフェンスがざるで、戦術的に面白みがない。
トライを取り切れるのは、ただ一つモールからのトライだ。そんな早稲田が、充実した明治に勝てるわけがない、と思うのが妥当だろう。

以前帝京大学が、自慢のフォワードを前面に出してボールをひたすら抱え込むモール戦略でゲームをしたことがあった。その時外野はひたすらフォワードでもって攻める帝京ラグビーは面白みに欠け、ラグビーではない。とまで言っていたのを聞いたことがある。私も、そうだと思っていた。
それを、今年は弱い早稲田がやっているのである。バックスには日本代表の藤田がいる。他大学と比較して、決して人材不足といえる状況ではない。そんな中でも、モールでしか点が取れないのである。ここに今年の早稲田の弱みがある。

結果は御覧の通り32対24。これを善戦というのか、僅差とみるかは、人それぞれ違う。
私は、点数の上では大善戦とみる。この点差は、明治のミスがあったためとみる。
では内容的にはどうか、ひどかった。ミスは多く、戦術も一つのみのまったくつまらない試合だった、と断言できる。

かつて大学ラグビーをリードしてきた(と、信じている)今の早稲田ラグビーは確実に停滞している。
小さい早稲田が、大きな明治にぶつかって勝つ、この構図がたまらなく好きだった。
小よく大を制す。そこには工夫がないと勝てない。日本人は、外人と比較して小さい。体格的、体力的に劣る。
それを覆すには、練習なのか、工夫なのか、何かが長けてないといけない。それを証明したのが、ラグビーワールドカップの、日本対南アフリカ戦だ。

その戦いを昨日期待したのだ。残念だが、何も感じなかった。ただただ残念の一言だ。

荒れた天気2015年12月12日 10時52分33秒

ここ数日天気がおかしい。
強風と激しい雨、しかも局地的だ。
昨日は車で客先へ出かけたが、その間もどうようで、出かける直前に雨が降り始め、途中までひどい天気だった。
西へ向かっていたのであるところから、雨は収まり雲行きも穏やかになった。
しかしそれもつかの間、数時間たてばまた雨交じりの天気に。

COP21が開かれて先進国と発展途上国での溝の埋め具合が焦点になっている。
これは毎回、どこでも同じ構図だ。
自国の主張とあるべき姿のギャップ、自分の地域と国とのギャップ、いずれもこの構図に当てはまるといっても過言ではない。
おそらくこのような形の発展型が戦争となっていくのだろう。
議論を尽くしてそれでも埋まらない溝、それを埋めるために力が必要となっていく、そんな形か。

しかし、地球環境は待ってはくれない。今世紀末には温度が数度(何度か忘れたが、)上昇するという。
そうなると、海抜ゼロメートルの国々は沈没してしまう。その国の代表がツバルだ。
COP21会議でも盛んに対策を訴えるツバル国の代表の姿が映っていた。

それもそうだ、このままでは国がなくなるのだから。国がなくなれば国民は行き場を失う。そうならないために今早急な対策を、と訴えても対岸の火事とばかり、自国の権利主張ばかりで一向に埒が明かない。

本当に地球はおかしくなっている。そのうち我々は、地球の怒りによる災害で命をなくすケースが多くなるだろう、と想像に難くない。強風であおられた屋根が落ちて頭に当たり死亡とか、豪雪で車に閉じ込められて凍死とか、予測できないことが多発するだろう。

本当に何とかしなければ。COP21での合意を待つばかりでなく、国民一人一人ができることを始めなければならない。自分で何ができるか、何を始めるか考えてみよう。






COP212015年12月13日 10時31分37秒

危惧していた地球温暖化へ向けての全世界的な取り組みも、どうやら合意が得られそうだ。
産業革命前に比べ2度内に抑え、努力目標として1.5度までにしたいという内容だ。
現時点ですでに1度上昇しているといわれているので、今後の各国プランの達成がキーになる。

朝のテレビ番組で、欧米では排他主義が人気を得ているという。
アメリカでは、不動産王のトランプ氏が、イスラム教信者の入国禁止を叫んでみたり、欧州では難民受け入れを拒絶しようとする政党が人気を得たり、なにやら怪しい雰囲気になってきた。
自分のことだけを考え他人を顧みないというか、異なる考えを受け入れない、という人が増えてきたのか。
人と接するに心のゆとりがなくなると喧嘩になる確率は高くなる。
このような考えが主流を占めてくると、あちこちで衝突が起こり、最後に戦争になる。
せっかく、地球温暖化対策では同じ目標に向けて合意が得られたのに、宗教、人種などの異なりの理解にはまだまだ時間がかかりそうだ。これこそ対話を継続してほしい。

さて、今日は一転穏やかな、それでも冬にしては暖かい朝である。
庭にある山茶花の白い花が、一昨日の強風で散ってしまった。

これから本格的な寒さの到来である。身も心も引き締めて(財布だけはいつも引き締めているが)乗り切ろう。