稀勢の里優勝2017年01月22日 11時09分20秒

大関稀勢の里が悲願の優勝。

恐らく関係者、ファンは大喜びだろう。
これで日本人の横綱が誕生するかもしれない、という期待が大いに高まった。

私も相撲は好きだ。最近の横綱に日本人がいないことにも不満は持っている。

でも、日本人の横綱がいてほしいから、という理由だけでは安易に横綱昇進を決めるべきではないと思う。

そのような理由で横綱になったとしても、おそらくは長く続けることはできないだろう。特に、ガラスのハートといわれる稀勢の里にはかなりのプレッシャーになるのではないだろうか?

私は稀勢の里には正々堂々と綱をつかんでほしいと思っている。例えば、今日横綱白鵬を破ることはもちろん、来場所での相応の成績を上げること、を条件として横綱昇進としたい。

確かに星を見る限りでは安定感はある。だが、内容を見るとそうではない。肝心の優勝のかかった取り組みでは、星を落としているケースが多い。つまり、プレッシャーのある取り組みには弱く、優勝戦線から外れた時点で星を稼いでいるため、結果としては優勝力士と大差がなく映っているだけだ。

私は稀勢の里に横綱になってほしくなはい、といっているわけではなく、なるからにはプレッシャー克服を条件としたい、といっているのだ。
今朝の新聞でも、白鵬との勝負の結果以前に横綱誕生などといわれているが、言語道断。
なぜ、もっとプレッシャーをかけないのか?

それは彼のために最もよい方法だからだ。
強い横綱になってほしいからこその、最後の試練だ。