フィリッピンに行ってみて2012年12月16日 08時32分56秒

14年ぶりにフィリッピンへ行ってきたことは、先日述べた。
今回、なにやら感じたことがあった。
3年間滞在していた時は気が付かなかったが、それはとても奇異に感じたので書いてみる。

久し振りの訪問なので当然土産を持って伺うことに。土産を何にするかずいぶん迷ったが、男と女用と分けて持っていった。
驚いたのは土産を渡した時の彼らのリアクションだ。
「ハーィ、○○ お土産だよ、」と渡すと、「ありがとう」との返事。ここまでは普通。その後だ、あけようともせず、ただ何事も無かったように、こそこそとバッグへしまう。皆が皆同じように。ええっと思ったが、そのままに。こちらは開けて欲しいとの思いと、そこまでしなくとも、もっと何らかのリアクションを期待していたのだが、

翌日、同じように男の友人に渡すと、ありがとうといって、帽子の下に隠すように、なにやら変な行為。この場合は、その場(職場)に4-5名いて、昨日も含めて渡していない人が2名程いたので、その友人は気を使って隠したのかと、思った。善意に解釈すれば。

さらに驚いたのは、その日は観光に連れて行ってくれるというので、車に4名が乗って出掛けた。お土産は代表者に渡した。
個別の土産とは別にデューティフリーで買ったウイスキーを持っていった。それも、一緒に渡してくれるよう頼んでおいた。
車の中で、代表者から別の男に、これは私からのお土産だ、とタガログ語で話していたように感じた。すると、別の男(車の後部座席で3人掛けの真ん中に座っていた。ちなみに私は同じ後部座席で進行方向の右側、つまり彼の右隣、。一番左側が、お土産を渡した代表者。
この会話は、左側の代表者とその右隣に座っていた別の男で交わされた。
ウイスキーの話が出ると、「俺はビール飲みなので、ウイスキーはいらない」、というような返事があったのを感じた。
会話は、何度も言うがタガログ語なので正確にはわからない。間違いかもしれない。でも、その場にいれば、言葉は分からなくても、理解できることは有るものだ。フィーリングだ。

彼らのホスピタリティーは素晴らしい。本当に感謝している。

でも、でも、外人の俺にわかるような態度は少なくとも控えて欲しい、とちょっと感じた。
もちろん、これが為に友情は変わらないが。

職場跡地:フィリッピン2012年12月16日 11時18分22秒

これが昔の勤務地だ。
今はただの原っぱ。何も無い。
昔は、工場があったため、毎朝工場めぐりが日課だった。
おかげで顔が売れた。
帰国前のクリスマスパーティ(全社の)では、タガログ語で挨拶を行った。何人かが、駆け寄ってきて、握手をした。
その時のスピーチで、I SHALL RETURN。と誰かの言葉を引用した。
そんなわけで、今回のフィリッピン訪問となった。これが理由の一つでも有る。
今回の訪問では、プライベートな訪問であったため、なぜか現地の友人から心を打たれた旨の歓迎の言葉が聴かれた。
どうも、彼らは自分に、自分の国にあまり自信を持っていなくて、偶にプライベートで行くと、それが良くぞ、こんな国に来てくれた、ということになって喜ばれるのかもしれない。
ある意味純粋なのかな。
そんなわけで、工場跡地の写真である。


写真がうまく掲載されない。2012年12月16日 17時39分36秒